テキスト ボックス: 「地球の歩き方 パリ&近郊の町 2013〜2014」 を携えてのPARISの旅

 

 

 

 

 

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Z. さあ大阪に帰ろう。また、春に行くからね。

 

   11月15日(金)、天気、晴れ。

   

   昨日、今日の朝の8時半に、タクシーを予約していました。正確には、予約した筈。

 

   予約した時に、「 eight past half tomorrow morning」と言わなければいけない所を「 eight and half tomorrow morning 」と言い、かつ隣に居た

   次男が、カウンターの上にあった「乗り合いタクシー」のパンフを指さした。フロントマンは「乗り合いタクシー、朝8時」と理解したようです。

 

   朝、8時10分にフロントから電話、取っても相手が出ないので、フロントに下りると、既にタクシーが来てると言う。

   なんで、なんで、えらいこっちゃ、慌て飛び出ると、相乗りのタクシー、既に中には4人ばかりが乗っているではないか。ブーイング・・・・

 

   運転手さんが、皆様に謝っている。本当に申し訳ない事をしました。当日に必ずフロントで確認すべきですね。

   普通のタクシーだと、40€ぐらいですが、乗り合いタクシーだと14€です。3人以上だと普通のタクシーの方が得。

   我々のホテルから、2ヶ所のホテルを回り、7人でシャルルドゴール空港へ。40分程度で到着。

 

   我々が一番、最後に降ろされました。この空港、広いのです。行き先によって入口が全然違うのです。

 

   帰りの飛行機は、パリからアムステルダムまではエールフランス航空、アムステルダムから関空まではKLM航空です。

   さあ、チェックインしなければ。チェックインカウンターは?我々の今までの慣習ではチェックインカウンターでパスポートを見せれば搭乗券を

   発券してくれる筈。

 

   なんの、なんの、省力化、システム化されています。自動チェックインなのです。

   「地球の歩き方」P455に小さく「エールフランス航空の場合、自動チェックイン機(日本語表示あり)で搭乗券を発券してからカウンターで荷物

   を預ける」と書いてあります。

 

   この自動チェックイン機、うっとおしいです。チケット予約番号を入力して、次にパスポートを挿入口に入れます。が、日本のパスポートが入らな

   いのです。なんと、チェックイン機は2種類あります。我々は日本のパスポートは入らない機械の前で悪戦苦闘。2種類、あると分かってからも

   悪戦苦闘。次男のパスポートはREADしましたが、私のパスポートは吐き出して来ました。

 

こうなったら、カウンターに行って騒ぐしかありません。

カウンターで騒いで発券してもらったのが下の搭乗券です。パリからアムステルダムは、座席番号20Eが記載されています。

  シャルルドゴール空港11:40発、スキポール空港12:55着。

  飛行機はエアバス318です。130人乗り。エールフランス航空で一番、小さい飛行機です。

  でも、内装は同型機種のボーイング737よりは、しっかりしていました。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   天気は、良好、快適に飛行し、気分良くスキポール空港に着きました。

   貰った搭乗券、アムステルダムから関空までは、座席番号の所が「SBY」。

   なんですか「SBY」って、座席番号がないのに、飛行機に乗れるの?スキポール空港の中を歩きながら、心配になって来ました。

   案内デスクに、次男の免税申請場所とこのチケットについて尋ねます。チケットについては、ボーダリングカウンターで座席を取ってくれ、心配しない

   でいい、との返答。免税申請場所は、あっちの方〜、全然、分かりません。

 

   次男が長男にメールで、この事態を連絡していました。

   その返答、「それはな、ダブルブッキングしてるよ。愛想よくしていれば、1つ上のクラスに乗せてくれるかも。席が無かったら、飛行機、変更されるかも。

   ヨーロッパでは、そんなんしょっちゅうだよ。」

   たまたま、来て、「しょっちゅう」なんかに遭遇したら、たまらん。ボーダーリングデスクに突撃・・・・

 

   ボーダーリングデスクに、チケットを渡しながら、「この飛行機に乗れるの?」と聞いたら、「大丈夫です。外で待っていて下さい。時間が来たら呼び

   ますから。」でした。

 

   14:40 スキポール空港発です。

   ボーダリングが始まりました。どんどん、乗客が入って行きます。この飛行機、ボーイング777−200は来る時の飛行機777−300よりも

100人程度乗れる人数が少ないのです。

 

   いらいらしながら待っていると、警備のおじさんが二人来て、私が持っていたバッグを開けろと言う。開けても、なんにも入ってないで、汚れた下着が

   入ってるだけやで・・・

 

   「これは、この飛行機に乗れないかもわからんな。成田行きの飛行機になったりして。ドバイ経由の飛行機になるかな?まあ、いいか。帰れることは

    帰れるやろ。」なんて、次男に言ったら、

   「おっさん、我々はいいけど、その際、預けた荷物はどうなるねん。関空へ行きよるで・・・パリで荷物、預けた時になんか言うてたんよね。」

   そう、お土産がトランクにいっぱい詰めてあるのです。

 

   また、警備のおっちゃんが来て、「あなたは、ここで何をしているのですか?」と尋ねてくるから、「あのね、チケットがダブルブッキングしていて、ボーダ

   リングデスクのお姉さんがここで待ってなさい、と言ったから、ここにおるねん。」と頭に来て怒鳴ったら、「失礼しました」って退散してくれました。

 

   どんどん、乗客が飛行機に乗って行きます。

しかし、こんな経験、初めてや。なんか物凄く惨めな気持になります。

 

   「SBY」とは、スタンバイと言うことで、その意味は「キャンセル待ちが出るのを待っていて下さい。」と言う事です。

   長男が、「出発飛行機が確定していたら、インターネットでチェックインだけしておく方がいいよ。」なんて言ってたのを思い出しました。

そうなんです、時代はどんどん変化しているのです。

 

インターネットと言う化物は止まる事なく加速しながら走ってるのです。我々を置き去りにして・・・

 

   我々の名前が呼ばれました。それ、行け・・ボーダリングデスクへ・・・座席番号が付いた搭乗券が手に入りました。

   帰ろう・・日本へ・・大阪へ・・ オ ルヴォワール・ア ビヤント!!

 

 

 2013年12月31日

 

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