1.パリに着く                                                                                                                      TOP PAGEへ

  2015年3月28日、天気は良好、桜が咲きだしたというのに少し寒い。前2回のパリ旅行は次男の休暇に合わせたために、いずれも11月、晩秋の旅となりました。今回の私のパリの旅のお伴をしていただけるのは、上さんで(国語辞典によると、身分の低い人妻の称、と書いてありますが、この日記では使わせていただきます。)、二人の都合を考え、其々の活動が忙しくなる前の春先を旅行日に選びました。海外の旅はこの15年間、仕事も含め、晩秋~真冬ずいていたので、この春先の旅はとても楽しみにしていました。今回はパリでの宿泊を6泊と前2回より1泊、多くしました。
 私はパリは3回目ということですが、1月のパリでのテロ事件もあり、年寄2人のフリーな旅に関しては、息子達がかなり不安を感じていたようで、
 「おっさん達、大丈夫かな・・?、兄貴、宜しくお願いします。」
     「了解」こんなメールが事前に行きかってた様です。

 3月28日、朝、タクシーで空港バスの乗り場へ。バスの出発まで、十分時間がある筈が、乗り場に着くと「すぐに出ますよ!!」  なによ上さん、バスの時間、間違えてるやないの!!う~ん、この先が大変。

 関西空港に着いたら、とにかくJTBのカウンターに少しでも早く行って席取り、席取り。目指すは、飛行機の真ん中のスペースの通路側の席。多くの人達がインターネットチェックインするので、当日のJTBデスクでの席取りの場合は、いい席が残ってないのが普通なのです。このフリーのツアーでは事前にインターネットチェックインが出来ないのが辛いのです。でも、今回は比較的空いていたのか希望通りの席が取れました。これで、まずは安心。
 席が取れたら、次にやる事は「円からユーロへのエクスチェンジ」。パリでちょこちょこエクスチェンジしていると、何故か損をします。エクスチェンジはば~んと1回で関空で済ます方が得です。この時点でレートは132円。11月の時は142円だったので、随分、円高になっています。上さん、JTBのデスクで貰った割引券を使ってエクスチェンジした。これ、かなりのお得。

 さて、身体検査、通関と通ってしまえば、一安心、一休みです。
 飛行機嫌いの私としては、乗ってしまえば大丈夫なのですが、乗るまでは結構、緊張するのです。緊張している時に上さんの呑気な話を聞いていると、カリカリするのです。
 アナウンスで、「パリに定刻に着く為に、当機は予定時刻より早く出発します。」とのアナウンス。
    よく考えるとなんか変な話。
 まだ、時間があると思っていたのに、心の余裕なしにどどどっと機内に。私が通路側に、その内側に上さん。座り終えて、リラックスしていたら、「この席、間違ってるよ!!」と上さん。確かに、番号通りに座った筈が上の数字を見ると間違ってる。周りにも間違った人がちらほら。あわてて、正規の席へ。

 そう、10分程度、早く離陸したかな。今日は天気も穏やかなので、そんなには揺れないだろう、と思っていた通り、軽い揺れがあっただけで、飛行機はバイカル湖の北側を通り、モスクワ方向へ。約12時間30分のフライトです。

 上さんは直ぐに、映画を。私は趣味のルートマップを見続けます。こんな小さな画面で映画を見続けられるのには、驚きます。1本、見終わって、「あ~、目が疲れた。」なんて、騒いでいます。
 飛行機、西ウラル山脈までが長いのです。12時間30分の内、6時間、半分を経過しても、半分は行っていない感覚。遠い。モスクワまでが、更に遠いのです。モスクワまで来ると、あ~、あと3時間、そろそろ着くで・・感覚になります。
 今日のコースはモスクワの北からバルト3国を通り、バルト海へ、そしてヨーロッパ大陸に入ります。

 団体が入ってなかった精か、よく見渡すと座席には結構、空きがあります。通路を挟んで窓際の3列の席には、おじさんが一人だけ。途中から肘掛を上げて、3席独占のビジネスクラス状態。

 バルト3国上空まで来た時、急に体がダメージを受けたようで、凄く辛くなりました。
  なんなの?寝ずに頑張ってるからかな?
 その理由、飛行ルートマップを見続けていたから分かった。飛行機が12000mに高度を上げたのです。ここまでは10000m~11000mで飛行していました。高度10000mで、飛行機内の気圧は0.8気圧程度になっています。2000mの山の上と同じ環境です。それが、更に2000m、高度を上げたので、更に気圧が低下し、これに体が反応したのでしょう。若い時はこんなのあまり感じなかったのですが、やはり年をとったかな。
 最新鋭機のボーイング787は、この機内気圧が10000m上空で0.85気圧と、今日の飛行機ボーイング777より快適となっています。787は長時間のフライトにはいいかも。

 


モスクワの北、ここまで来ればパリはもうすぐ。

バルト3国の上空を・・・

バルト海からヨーロッパ大陸に入ります。
 
  

  機内の食事は、離陸して1時間後くらいから昼食がでます。その後、ほぼ10時間程度は、アイスクリームが出るだけけで、夕食は着陸の1時間前からなのです。座ってばかりなのですが、お腹が減ります。軽い食べ物を持ち込んでおくべきだと、上さんが言ってました。

  現地時間3月28日 17:00定刻にエアーフランス291便はシャルルドゴール空港に到着しました。

  いつもの様に長男に出迎えてもらって、彼の車で、まずはホテルへ。上さん、パリには以前、1度、来ています。弾丸ツアーでパリを駆け抜けたそうです。モンサンミッシェルからパリ郊外のホテルに泊まり、翌日ルーブル博物館に行き、エッフェル塔、シャンゼリゼ、凱旋門をバスで駆け抜けたそうです。

今回の旅のホテルは、「HOTEL PAVILLON OPERA(ホテル パビヨン オペラ)」です。
所在地:38 Rue De L Echiquier, Paris, France
TEL:(01)42469275
 ⇒HOTEL PAVILLON OPERA

HOTELS.COMの評価によるとこのホテル、5.0満点中3.8、★★★★ 「良い」。

HOTELS.COMに書かれている概要は、

ロケーション:
「ベルエポック調の気品が漂う、居心地の良いオテル パビリオン オペラは、パリの右岸に位置する賑やかなショッピング街、グラン ブールヴァールに位置しています。北にはモンマルトル、南にはセーヌ川があり、徒歩でアクセスできます。1 ブロック先のボン ヌーヴェル駅から地下鉄をご利用いただけます。」
「活気あるこのエリアには文化的観光スポットが集まり、最大級の大きさを誇るアールデコ調の映画館、グラン レックス シネマもあります。座席数 2,800 を誇る館内では、ヨーロッパ最大のスクリーン、美しい天井、噴水をご覧いただけます」
ホテルの特徴:
「明るく広々とした客室には、無料 WiFi やデスクから、衛星テレビ、ミニバーまで、必要な設備がすべて整っています。一部の客室にはフレンチバルコニーが備わっています。さらに広々として設備の整った客室をご希望の場合は、ソファーベッド、無料のお飲み物やチョコレートが用意されたエグゼクティブ ルームをご利用いただけます。 」
トリップアドバイザーの書き込み:
「4泊しました。気持ちの良いお部屋で快適に過ごせました。ただ壁が薄く 隣の声や歌声がうるさかったです。 エレベーターが鳥かごのような素敵なデザインで素敵です。朝食レストランもアールヌーボで素敵です。場所は大通りから少し入ったところで近くにカルフールもあり便利です。 辺りはあまり風紀がよくないという書き込みがあり心配でしたか全く心配はありませんでした。」

 

 このホテルは、昨年11月滞在したホテルから2ブロック東側にあり、夕食のレストランを探す時にこの近くをうろうろしていたので、大体の見当はついていました。この地点はオペラ界隈というより、北駅・東駅界隈と言った方がいい地域に入っています。ホテルは、現在、改装工事中で、ホテル前面には仮設鉄柱が組まれているので玄関がよく分からない上にホテルのネームプレートもよくは見えません。この付近が初めての場合は探し辛かっただろうと思います。

 

この先の左側に見えるのが今回泊まったホテルです。
工事の為に仮設鉄柱が立ってます。

 部屋は、今まで滞在したホテルの中では一番広く、バスタブ、冷蔵庫と揃っていましたが、バスタブの水が抜けなかったり、色々と不都合な所もありましたが、まあこんなもんかな。。。
 鏡の扉のクローゼットが開かなかったので、「クローゼット開かないよ。」と言うと、担当が部屋に来て、「これは、クローゼットじゃない。デコレシオンだ。」と。

 今回も貢物を長男宅に運びます。オペラ~マドレーヌ教会~凱旋門へと夕暮れのパリの街を車が走って行きます。


凱旋門です。

マドレーヌ教会です。

 長男宅でお茶と軽い食事を頂いて、ホテルに戻る途中で、今回も来ました、エッフェル塔が美しく見えるシャイヨー宮のテラス。この日は寒かったです。みなさん、冬のコート支度でした。


シャイヨー宮のテラスで。

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